LOCAL DESIGN LAB

心が追いつかない

外出自粛のなかオンラインで毎日流れてくる、新型コロナウィルスの感染者数の数字の先には、最前線の医療現場で医療に関わる人たちが、その目の前に居るだろう、具体的なそのひと(命)と向き合っている。

・・・はずなのだけど、今、自分の手元に届くもの、認識ができるものとしては100,200という「数字」でしかなく、その先にある具体的な「存在」と、目の前の数字という「情報」とのギャップに、どうにも心が追いついてこれていない、ということが、ストレスになっていたことに気がついた。

昨夜からの雨があがった夕方、洗い立ての空気のなか、商店街で買い物をしながら散歩をしたら、少しスッキリした。 楽しもうとする言葉、手ざわりのあるもの、空のグラデーション。声にのっかる微妙な感情。ゆれうごく些細なそれらに、自分の心は支えてられている。

2020年4月18日