LOCAL DESIGN LAB

原体験と原風景

雨の中、エリアマネジメント南山での里芋掘り体験が無事終わりました。
降ったり止んだり、不安定な空模様のなか、キャンセルの連絡を聞きつつも予定の半分以上の参加もあって、ホッと一安心。9月の梨狩りに続いて、たくさんの運営スタッフの方々の力もあり、おいしいご飯もあり、良い時間となりました。

メインの里芋掘りですが、始まってしまえば、大人も子どもも泥んこになりながらの収穫。自分と同じくらいの背丈にのびた里芋の葉を引っ張って、根っこにある芋を細かく分けて収穫します。大きな大きな里芋の葉は、傘にして遊んだり、持ち帰ってお面にしたり。こんなにすぐそばに、南山があるからこその体験。

里芋を掘る前には、農家さんから里山についてのちょっとしたお話もありました。
昔は生活に欠かせない場所だったこと、今は手が入らず荒れてしまっているところも多いこと、そして、これからみんなで手入れをして環境を維持していきたいと思っていること。

子どもたちにどれくらい伝わったか分からないけれど、どこか頭の片隅に残り積み重なり、これからも自然の中の不思議にたくさん触れるなかで、それぞれの「原風景」の一つになってくれたら嬉しいなあ。

 

2015年11月8日